生産性の向上

改革を進めていくにあたり、まず着目しなければならないのが「生産性の最適化」、つまり「不要な無駄」を洗い出すのです。 これは医師に限らず、働き方改革全般にいえることでしょう。このとき注意するべき点としては、個人が適切に努力することによって改善、解決するものは組織としての対処の(少なくとも)優先事項からは除外できる点でしょう。
スローガンを掲げたり、やみくもに呼びかけたりすることで対処可能ならば、それは大幅な業務の体制の見直しをしてまで解決する対象ではないということができます。
次に生産性の最適化が行われていない領域を無駄の削減が「可能な領域」と「不可能な領域」に分類することでしょう。たとえば診療や手術など、命やQOLに関わる点については、生産性という発想そのものが馴染まないと言えるでしょう。医療の現場は普段忙殺されているあまり、一度改善課題を検討しだそうとすると、逆にキリがありません。「だれか改善課題として気になっている点はないか」などとフラットに質問をしたところで、当事者意識のあるスタッフならいくらでも課題は出てくるでしょう。手あたり次第にやっていては抜本的な改革への着手の遅れを招きます。事前検討の際に、まずこれらの点についてフィルタリングを行い、検討対象を絞り、且つ具体化していくことで、焦点を絞り対策も練りやすくなるでしょう。

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